学会長挨拶

 令和元年を迎えました。この度日本健康相談活動学会第16回学術集会を静岡県で開催することとなりました。

 

 新たな元号となる最初の学会として、「グローバル化に向けて健康相談の新たな視点の創出―多様性・共生社会に生きる子供たちを支える―」をメインテーマに、多様性・共生社会に生きる子供たちを支えるための養護教諭の在り方について考えたいと思います。

 

 現在、我が国の子供たちは、貧困、外国籍、日本語が話せない児童生徒の増加、虐待、不登校の増加、いじめ、暴力行為など多くの課題を抱えています。そのような中で、平成30 年12 月8 日、第197 回国会(臨時会) において「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律」が成立し、同月14 日に公布されました。今年4 月から導入され、我が国は多くの外国人の方々を迎えることになりました。また、2020 年にはオリンピック、パラリンピックが開催されるなど今後、グローバル化が類をみない早さで加速化していくことが予測されます。より一層の多様性、共生社会への対応、仕組みの転換が求められる時代となりました。

 

 本学術集会では外国籍の子供たちの支援の実態、虐待と里親制度など、これまで実態が見えてこなかったさまざまな子供たちに焦点を当て皆様と共に協議を深めて行きたいと思います。今回の学会では特別講演、シンポジウム、ワークショップを一体化させた構成で企画しております。

 

 新しい時代の幕開けと共に子供たちが希望を持ち豊かな未来を築いて行けるよう、参加者が心を寄せ合いながら、未来を見つめ、新たな視点を創出する学会にしたいと思います。多くの皆様のご参加を富士山とともにお待ちしております。

 

日本健康相談活動学会第16回学術集会

 学会長 静岡大学 鎌塚優子